アイデアは旅に出すと、仲間をいっぱい連れて戻ってきてくれる


この言葉は『ウケる!発想術』(プレジデント社刊)に出てきた言葉です。
著者はコンサルタントや出版・映画プロデューサーなど多彩な顔をもつ中島孝志(なかじま・たかし)さん。
中島さんは次のように書いています。


自分の発想だけに凝り固まらず、いったん外に出してみる。
イデアは旅に出すと、仲間をいっぱい連れて戻ってくれます。
もちろん、仲間とは「さらにバージョンアップされたアイデア」のことです。
もし、あなたが自分はなんて発想が貧弱なんだろうかと思ったら、
もっと人と会って刺激を受けることをお勧めします。
できれば、ほかの会社の人とか異性であるとか、あなたと違う文化の持ち主がいいでしょう。
異分子同士がぶつかると自然となにかがスパークするからです。
「へぇ、そんな考え方もあるんだ」と気づくことも少なくないと思います。


私は、サラリーマン時代、「毎週火曜日はパワーランチの日」と決めていました。
あなたもいかがでしょうか。
いつも上司や同僚とつるんでいないで、週一くらいは社外の人間と情報交換のつもりでランチをとればいいのです。
ビジネスマン同士ならただランチして終わり、ということはありません。
必ず仕事の話題、ネタが出てくるに決まっています。
話しているうちに、発想が根底からガラリと変わってしまうこともよくあることです。
イデアマンとは頭ではなく足で考える人のことです。
頭のキレがシャープなのではなく、それ以上にフットワークがいいのです。



中島さんと私はよく情報交換の飲み会をやっています。
本当に彼の頭の回転は速く、どんどん連想が連想を呼ぶ感じです。
異質な人と会う。楽しいことですね。
あなたはいかがですか?
この本は月刊トークス2006年5月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2006.html#200605